2012年3月7日水曜日

真白衣

田子の浦ゆうち出でて見れば真白にぞ不尽の高嶺に雪は降りける 赤人 万葉集 3-318

たごのうらゆ うちいでてみれば ましろにぞ ふじのたかねに ゆきはふりける     
田兒之浦 従 打 出 而見 者 真白  衣 不盡能高嶺 尓 雪 波零 家留
たごのうらに うちいでてみれば しろたへの ふじのたかねに ゆきはふりつつ

田子の浦にうち出でてみれば白たへの富士の高嶺に雪はふりつつ    新古今・百人一首

注1:衣は万葉仮名の「そ」の一つ。
注2:万葉集でしろたへのは白妙之、白妙能が普通。

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正述心緒 寄物陳思

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